◎I can`t for …◎34
「…よく食うな…」
「あ、1ホール終わった…」
二人の呆れかえった声が、アレンに向かう。
「わういでふはぁ?(悪いですか?)」
ムッとした返事をするものの、口の中は咀嚼しようとしている。
「食ってから喋れっ」
神田はため息をつきながら、椅子の背もたれに体を委ねた。
「でも、このお菓子美味しいさ。ユウも食べれば?」
そう言うと、ラビは皿に盛られたクッキーを口に入れ、神田をからかう。
「甘いもん苦手だって知ってんだろ、クソ兎」
「そんなに甘くないですよ?」
「…てめぇのケーキのホール食い見てたら胸焼けしてきてんだよ…」
また、神田のため息がこぼれた。
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